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2006年3月16日 (木)

春の匂いを感じる木曜日

MATT BIANCO「INDIGO」。ラテンのリズムが否応なく体を揺さぶる。底抜けに明るい赤道直下の太陽サンサン。白浜でカラフルなリキュール飲みながら褐色肌のボディーコンシャス娘とステップを刻みたい。サンバホイッスル吹きまくりたい。そんな気分にさせてくれるアルバム。
マットビアンコとの出会いは10代後半に遡り、知る人ぞ知る「夢屋」というパブで短期間アルバイトをしていた事がある。この店はすずらん通りにあり(現在は蕎麦屋さん)、内装の基調が黄色・カクテルメインのパブで当時としては苫小牧には異質なオシャレな店だった。オシャレ過ぎて受け入れられない節もあり店としては長続きしなかったのだけど。そこのママは定休日になると札幌までレコード(多分タワーレコード)を買い付けに行っており、週代わりで最新のヒットチャートを聴く事が出来る環境にあった。店の造りといい音楽といい、このママは素晴らしい感性の持主で尊敬しており、ワシの音楽環境に多大なる影響をもたらした人でもある(私生活はメチャメチャだったけれど…爆)。
その当時はマットビアンコが世界でブレイクするきっかけになったアルバム「WHOSE SIDE ARE YOU ON?」を聴いていた。残念ながらCDは持ってないけれど、カセットテープはしっかり持っている。WHOSE…とINDIGOの決定的な違いは女性ボーカル・バーシアの有無であり、WHOSE…の時に居た彼女はその後メンバーを抜け、INDIGOではマーク・ライリーとマーク・フィッシャーのダブルマークでの制作となっている。底抜けに明るいINDIGO、数曲がマイアミサウンドマシーンのエミリオ・エステファン(グロリアの夫)がプロデュースに関わっているというから納得できる。
個人的にはバーシアが居た時のWHOSE…の方が好きである。彼女が醸し出すオリエンタルムードっていうか一筋縄で行かないコード(JAZZなんだよねー)っていうか、ダンサブルではあるけれどちょっと影を感じるのがソソラれる。INDIGOが真夏の正午とならば、WHOSE…は熱帯夜の0時と言ったところだろうか。
そのバーシアが昨年マットビアンコに復帰したらしい。今後のビアンコにも目が離せない。

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