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2007年1月16日 (火)

冬型快晴の火曜日

某H氏のブログを読んで、グローバルな視点は持ち合わせてないワシなりの見解を書いてみる。

以前、『日本がおかしくなってきてるのは核家族化の弊害だ』と書いてお叱りを受けたことがあるが、その続き。
高度成長を経て物質が豊かになり、お金と自由な時間を手に入れようと躍起になったその時期に、ベビーブームで人口肥大した世代が労働力となった。否その逆で、その世代がいたから高度成長があったのか…どちらでも良い。
多少のお金を持ち自由な時間を手に入れようと選択した核家族化は、世代間交流の場をブッツリと切った。「自由」に付き纏う「責任」を果たせもせず「自らを律する」事も出来ず、伝えていかなければならない心が伝わらなかった。心の豊かさを伴わない人間が今、世間を騒がす。

昔から変な奴は居ただろうし、報道されなかっただけ耳に入ってこなかっただけで実は惨い犯罪もあっただろう。だがどうだ、ここ最近の傍若無人に振る舞う不誠実な輩の多いこと。これは単に世代間交流無しに育った結果、人の痛みを理解する事が出来ない(心の教育を施されなかった)想像力欠落者が世に出てきてる事に他ならないのではないだろうか?相手の立場になって考える・自分だったら良いのか悪いのかダメなのか悲しいのか嬉しいのか嫌なのか…。そんなに難しい事じゃないのに、一番大事な筈なのに、そこに目を向けようとしない風潮。

どんな風に気を遣って良いか判らないから気を遣わないように気を遣う妙な風潮もある。人はそれを無関心と捉えがちだが、本当の無関心になんてなり得ないし、あり得ない。如何接して良いか判らないから関与しない方が得策だと見ない振りをしているだけ。すると不誠実な想像力欠落者が益々傍若無人化する。この悪循環は、目に見える形となって連日報道される。本来社会淘汰の対象たるべき異種が淘汰する側に居るこの大きな矛盾は、周囲との関わりを持ちたがらない圧倒的多数の風潮がもたらす弊害だと見ている。

自分の周りに居る人達との関わり合いを、今一度見つめてみては如何だろうか。先ずは家族から、そして知人友人。更にその先には世代の違う人達。思わぬ話にハッとし、何かに気付かされる事が必ずある。

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久し振りに堅めのコラムですた。
今日から明日にかけココログがメンテナンスに入るらしいです。作業が押して2~3日ログイン出来ないかもしれませんが御了承を。ここに書けなかったらmixi日記に書きます。

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