SP台座~全体の整理
SP台座を突き詰めて行くにあたり、スピーカー・インシュレータ・台座の相対的関係について現時点で判ってる事を整理してみる。
先ず、スピーカー。我が家のSPはいわゆるブックシェルフスピーカーと言われている物。本棚に納まる小型SPを指すと解釈する。JBLとかにあるデカくて1人で持てないような物は床直置きが基本(それでも台座は必要だろう)なので範疇から除外する。本棚に収まる前提と言う事は、本棚自体を反響させる前提であり、SPを中心に放射状に音が広がる。前方だけではなく上方や横方向や後方にも音は広がり、この処理をどうするかは部屋に対するSP位置(水平方向も垂直方向も含む)やルームアコースティック(壁床天井家具との関係)で実践確認する。
本棚自体を反響させる目的を表現する為か、ミニコンポ付属SPには後方にバスレフが抜いてあるタイプがあるが、F.kage氏のブログによると日本の住宅事情を無視した造りだとの事(後方に抜けた低音が壁を介して隣家に響く)で同意。
台座。ブックシェルフ型SPをブックシェルフに収めないで聴こうとしている訳で、当然「垂直位置」が問題になってくる。当初はツィーターと耳の水平位置を合わせるだけの目的で台座の高さを調整していたのだが、それでも軟らかい台座よりも固い台座が良いと直感していた。レイアウト変更前はコンクリートブロック縦置き、現在はホームセンターで見つけた木製万能台なる子供がママゴトで使うようなミニチュアテーブル形状様を使用。脚部は垂木(タルキと読む)45mm角、高さ25cm。その上にインターロッキング、その上にレンガ、その上に厚ゴムプレート5段重ね、そしてSP。近日中に画像を挙げる。なぜこんなに積み重ねてるかと言うと、耳位置に合わせる為。
台座は堅牢であればあるほど良いとの持論。何をしても動かず響かず、できれば地球と直結してればそれに超した事は無いとまで思う。となると、コンクリートやレンガは固い物なので持論に合致するが、一番下には木の台。これは固いとは言えない。ところが不要振動を受け流すのに木やゴムはとても都合が良い。本来ブックシェルフに収まり、あたかも棚全体がSPとして鳴るように設計されているものなのだから、台座に木があっても不思議ではない。しかしながら「ヨレ」だけは禁物だと知ったのは最近の事で、高さを上げようと1000円で木製丸椅子を買ってきたら大失敗をした。SPが鳴らなくなったのである。必要な振動まで丸椅子の脚が吸収してしまった為である。この画像も近日挙げる。
台座自体を岩やコンクリート等堅牢に設置できないのであれば、台座もインシュレータとして考える必要がある。
そのインシュレータ。とある開発者物語で「粘弾性」なる言葉を使っている。粘性はオイル性質で、弾性はバネ性質であると。つまり、全ての振動を遮断せず吸収せず、整える事が必要らしい。この時点で気が付く人が居るかもしれないが、SPの種類や部屋の間取り、内装(クロスや絨毯)の様子、台座がどうなってるかで「整える事柄」が変わってしまう。つまりその家毎に、或いは同じ部屋でもレイアウトを変えただけでインシュレータの機能(粘弾性のバランス)を変えなければならない事になる。
この途方も無い作業を、どこで折り合いを着けようか…てな事を考えるだけで数年を要しそうだ(苦笑)
色々と手を着ける前に、気になる読者は是非我が家へ来て欲しい。今現在でもそれなりに良い音は出ている。
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