今朝も霜びっしりの水曜日

出勤前も帰宅後も、我が家では何故かＳＴＶ（北海道ローカル局）を観ている。朝はズームインですな、夕方はどさんこワイド。夕方の枠で時事ネタを取り上げてる時、何だぁ？と思うことが偶にある。何日か前は官製談合ネタで、自由競争入札にしたら何億円もの節約になるとかぬかしておった。
そもそもワシは何故談合がいけないのか判らない。予想入札額を官が決め、同業他社が持ち回りで入札していく。
このシステムを無くすると何が起きるのか…。当然金額が一番安い業者が落札する、それが品質や安全に影響ない範囲であれば問題ないのだが、自由競争になればそんな甘い話にはならない。それこそ身を削って落札に走るだろう。安売り競争の結果、共倒れしては新規参入の繰り返しで業界は疲弊していく。一つの土建関係企業が潰れると、その社員・期間社員はもちろんのこと、下請け孫請け合わせて数百とか数千人規模の失業だ。その中にお宅のダンナさんも含まれてるかもね。さーどうする。
骨身削って生き残る企業も、ただでは済まない。これだけ五月蝿くなった世論で、品質を悪くするのは一番最後、手っ取り早く何を削るのかというと安全と衛生だ。ほーら日雇い労働者沢山集めて、安全教育もろくにせず、怪我しても日雇い労働だからね、元請けに影響は無いのよ。アウトソーシング？美味い事言うねぇ、英語にしたらカッコイイねぇ。

持ちつ持たれつ。これを捨ててアメリカ思想を取り込むなら、この国の名前は日本じゃなくていい。